2018年01月
2018年01月20日
トム・ケーブル 新OLコーチ 責任重大説
sahaっす
2008シーズンから2010シーズンにRAIDERSのHCを務めたトム・ケーブルがOLコーチとして復帰します。
OL
トム・ケーブル Tom Cable
1964年11月26日 (53歳)
ケーブルのRAIDERSでのキャリアをおさらいすると、2007シーズンにOLコーチとなり2008シーズンもOLコーチでしたが、当時HCだったレーン・キフィンが1勝3敗となったところで解雇され、W6より暫定HCとなりました。
結果5勝11敗でシーズンを終え(内訳はキフィン1勝3敗/ケーブル4勝8敗)で終えることになりますが、正式にHCとなった2009シーズンは前年と同じ5勝11敗という成績でシーズンを終えます。2010シーズンもHC続投。
結果8勝8敗と勝率5割(同地区対決は全勝)で終えるも、アル爺はOCのヒュー・ジャクソンをHCに昇格させたかったのでしょう。ケーブルは契約満了との事で解雇されてしまいます。
2011シーズンは2010シーズンよりピート・キャロル政権となっていたSEAでOLコーチ/AHCとなり、2017シーズンまで7年間OLコーチを務めあげました。
SEAでは2010シーズン31位だったランO#を2011シーズン21位へ押し上げ、2012シーズンから2015シーズンまで3位→4位→1位→3位とリーグトップクラスに変貌を遂げたラン#Oですが、これは2012年ドラフト3巡指名でルーキーイヤーから先発に抜擢されたR・ウィルソンとRB M・リンチのランによるところが大きいと言えます。
事実2012-2017シーズン6年間でウィルソンが受けたサックは248(Ave.41.3)にもなり、パスプロはかなり厳しい状況でウィルソンを守れませんでした。
それでもパスO#で2016シーズン10位、2017シーズン14位という数字が出せたのはウィルソンのパサー能力によるところが大きいでしょう。
(※ちなみにカーは2014-2017シーズン4年間でサック91(Ave.22.7)とOLには恵まれています。
エースRBのリンチを失ったランO#は、2016シーズンは25位、2017シーズンは 23位と2年連続で低迷し、その煽りを受けケーブルはシーズン終了後に解雇されました。
そして、この度HCグルーデンは2015シーズンよりOLコーチとして尽力してきたM・タイスを留任させずにOLコーチにケーブルを選択しました。
※ちなみにカーが2014-2017シーズン4年間でサック91(Ave.22.7) OLには恵まれています。
タイスの実力については申し分ないと思いますが、黒い噂(相性が悪いOC B・マスグレイブを更迭させるべくQBコーチのT・ダウニングをOCに昇格させるネタをHCデルリオに吹き込んだ)もあることからグルーデンはケーブルを選んだのかもしれません。
しかし、カーにウィルソンと同じように走りまくらせるのもリンチをSEA時代のように使えと言うのは無理な話です。
どの道2018シーズン、ケーブルに課せられる責任が重大であることに間違いはありません。
グルーデンにドヤされ続けるであろうケーブルを陰ながら応援しましょう。
2018年01月10日
新体制コーチングスタッフ《OC DC STC》
sahaっす
本日より正式に新たなスタートをきったグルーデン新体制
主要コーチングスタッフである各カテのコーディネーターも決まりました。
OC
グレッグ・オルソン Greg Olson
1963年3月1日 (54歳)
過去のキャリア
・San Francisco 49ers (2001)
Quarterbacks coach
・Chicago Bears (2003)
Quarterbacks coach
・Detroit Lions (2004–2005)
Offensive coordinator & quarterbacks coach
・St. Louis Rams (2006–2007)
Offensive coordinator
・Tampa Bay Buccaneers (2008–2011)
Offensive coordinator & quarterbacks coach
・Jacksonville Jaguars (2012)
Assistant head coach & quarterbacks coach
・Oakland Raiders (2013–2014)
Offensive coordinator
・Jacksonville Jaguars (2015–2016)
Offensive coordinator
・Los Angeles Rams (2017)
Quarterbacks coach
グルーデン新体制のOCは、ご存知G・オルソンとなります。
グルーデンがTBでのHCを終えることになる2008シーズンにOCを務めていました。
個人的にはサプライズ人事でしたが、オルソンはカーのルーキーイヤーにあたる2014シーズンのOCであり、オルソンのフィロソフィをカーは既に理解しているはずです。
2014シーズンを3勝13敗で終了後、デルリオ新体制に変わると同時にRAIDERSを離れ2015シーズンから2年、JACでOCを務めることとなります。
2015シーズンは前年31位だったJACパスオフェンスを10位へ押し上げました(2016シーズンは20位)。
QBボートルズのチカラを巧く引き出したと評価されたオルソンは、2017シーズンにNFL最年少記録となる31才という若さでLAのHCに抜擢されたS・マクベイからQBコーチのオファーを受けLAのQBコーチとなります。
結果2017シーズン、前年31位となったLAパスオフェンスを31位から10位へと向上させたことでQBコーチとして2年目のQB J・ゴフのチカラを巧く引き出したと考えることもできるわけです。
グルーデンがオルソンをOCとして抜擢した理由を考えるなら、2017シーズン16位に終わったRAIDERSのパスオフェンスを改善するために適任と判断したと思えばおかしな話ではありません。
2014シーズンのオルソンを知っているだけに不安な部分もありますが、ここ2年間を見るとオルソンの方が前任者よりよっぽど優れていると考えられるようになります。
2018シーズンは是非強力なパスオフェンスを作り上げてもらいたいものです。
ランオフェンスについては、グルーデンがリンチを残すか否かがカギになると思いますが、リンチをカットする場合はドラフト2巡あたりで即戦力のRBを指名を期待します。
DC
ポール・ギュンサー Paul Guenther
1971年11月22日 (46歳)
過去のキャリア
・Washington Redskins (2002–2003)
Offensive Assistant coach
・Cincinnati Bengals (2005–2013)
2005 Assistant
2006 DB/Special Teams Coach
2007–2011 LB/Special Teams Coach
2012–2013 LB Coach
・Cincinnati Bengals (2014–2017)
Defensive coordinator
・Oakland Raiders (2018–present)
Defensive coordinator
グルーデン新体制のDCとなるP・ギュンサー
前職はCINのDCを4シーズン務めています。
グルーデンの弟であり2014シーズンからWASのHCを務めているジェイ・グルーデンの前職がCINのOCであった2011–2013シーズンにLBコーチがギュンサーであったことから、グルーデンはギュンサーを知ることになります。LBコーチ時の2012年はドラフトのLBプロスペクト上位でありながら、体重超過、素行不良、薬物検査NGなどの理由でドラ外となりCIN入りしたB・バーフィクトに対し前日練習の映像から良い点、悪い点、非常に悪い点を説明させたり、プレーブックの細部指導を熱心に行い、一流選手へ成長させています。
その後、2014シーズンにギュンサーはDCへ昇格します。
グルーデンはDCとしてのギュンサーのディフェンスを好んでいて、コーチとして資質と技量も把握していることから今回のオファーに至ったようです。
ギュンサーなら若い選手の適正を見極め、ポテンシャルを引き出すことも期待できそうです。RAIDERSディフェンスをリーグトップレベルへ押し上げてもらいましょう。
STC
リッチ・ビサッチア Rich Bisaccia
1960年6月3日 (57歳)
・Tampa Bay Buccaneers (2002–2007)
Special teams coordinator
・Tampa Bay Buccaneers (2008)
Assistant head coach, running backs coach & special teams coordinator
・Tampa Bay Buccaneers (2009–2010)
Assistant head coach & special teams coordinator
・San Diego Chargers (2011)
Special teams coordinator
・San Diego Chargers (2012)
Special teams coordinator & assistant head coach
・Dallas Cowboys (2013–2017)
Assistant head coach & special teams coordinator
・Oakland Raiders (2018-Present)
Special Teams Coordinator
まず、あのオーナーが率いるDALで5シーズンもコーチを務めていただけで立派だと思いますw
グルーデンがTBのHCとして指揮した2002–2008シーズンにSTCを務めておりグルーデンにとって信頼のおけるコーチであることは間違いなさそうです。
オフシーズンの注目としては、開幕前のIR入りで全試合欠場となったジャニ公の去就です。
開幕戦でヒーローとなり、後釜候補となったタベッキオもシーズン中盤以降は不安定なパフォーマンスだっただけに、タベッキオを正キッカーとして来シーズン挑むのかという不安もあり、キッカーは課題となりそうです。
仮にジャニ公が引退(個人的には来シーズンも勇姿を見たいですが)となれば、長年連れ添ったLSコンドーさんの去就問題も発生するわけです。
キッキングユニットで安心できるのは実力もありエンターティナーでもあるパンターのキングぐらいです。
もう何年も見ていないキックオフorパントリターンタッチダウン。
新STCには接戦で勝負を決めることができるスペシャルチームを是非。
オルソン、ギュンサー、ビサッチア
グルーデンと共に頑張ってもらいましょう!!
GO RAIDERS!!