RAIDERS FA 2015

2015年04月04日

FA解禁オーラス 《明日はどっちだ》

sahaっす

とりあえずFA解禁後の動きとしては一段落。
RAIDERSは12人の新選手とサインしました。

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ビッグネームとのサインはありませんでしたが、補強が必要とされていたいくつかのポジションに対してWR以外はカバー出来たんじゃないかな…という印象です。

オフェンスでは、FAとなった生え抜きのCウィズに代わって元KCのR・ハドソンとサイン。
機動力のあるCでウィズよりもレベルは上と評価されています。
カーのターゲットとしてGBのR・コブが欲しいところでしたが、コブは結局GBとの再契約で落ち着いてしまいました。
TEではブロッキングスキルの高い元BUFのL・スミスとサイン。このあたりの補強は新OCマスグレイブのランスキームに合わせた補強と言えます。RBでは元WASのR・ヘルとサイン。ハイライトを見る限りスキャットタイプのRBのようですが、過去のスタッツを見るにレシーブのスキルも悪くないようなので、マレーと併用して様々なシチュエーションで使われていくのではないかと思います。
QBはM・ショーブのカットと入れ代わるように元MINのC・ポンダーとサインしましたが、こちらは以前MINでOCを務めていたマスグレイブとの繋がりもあってマスグレイブからのリクエストだったようです。
ポンダーについては、肩が弱い印象がありますが、アップテンポのオフェンススキームでコントロール重視のショートパスを多用する場合、カーのバックアップとしては悪くないように思えます。
またCHIでは過去にLTの経験もある、OTのJ・ウェッブとサインしたようです。
LT D・ペンのバックアップ的要素が高いですが、ハマればRTの座をK・バーンズから奪う可能性もあります。

ディフェンスでは、ビッグネームの元DETのD・スーをMIAに獲られましたが、元ARIのドラ1 DT D・ウィリアムスとサイン。
懸案とされているランストップでは定評があるようなので補強としてはまずまずと言えるのではないかとおもいます。
また、昨季N・ローチを失った影響が大きかったMLBの補強としては、元NOのC・ロフトンとサイン。これまでのキャリアから鉄人と呼ばれるほど故障による欠場とは無縁なのでシーズンフル出場が計算出来るMLBを補強できたことは間違いなくプラス要素ですし、元SEAでスーパーボウルMVPのプレーメーカー OLB M・スミスとサイン。

補強が必要とされポジションのDBではCBに元CARのJ・ドッケリーなる選手とサインしましたがよくわかりません。
当面はSTとニッケルバッグ要員として使われるのではないかと思います。
最終ラインの補強としては、ローチ同様カットされたSS T・ブランチの後釜としてサインしたのは元PHIのN・アレンでした。
現時点では、SSとしての出場が濃厚ですが、運動量を考えると隊長とのポジションチェンジがあるかもしれません。
どちらにしても最終ラインのユニットとしては悪くないと思います。
R・ハドソン(26)
L・スミス(28)
R・ヘル(27)
C・ポンダー(27)
C・ロフトン(29)
D・ウィリアムス(28)
M・スミス(26)
N・アレン(28)
J・ドッケリー(27)
J・ウェッブ(27)
そして、 逆ビッグネームT-RichことT・リチャードソン(25)
ここまでの11人は全て20代で1~2年でキャリアとしてピークを迎える、またはピークであろう選手を獲得しています。
※( )は満年齢
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個人的に嬉しいニュースとしては、2012シーズンのチームリーディングタックラー(109tackles/3sacks/2ff)だったOLB P・ウィーラー(31)とサインし、3シーズンぶりにRAIDERSに復帰することになりました。image

ウィーラーの獲得によりFA解禁後にサインしたLBは3人。
デプスが一気に厚くなりました。
HCデルリオとDCケンノートンJrは共にLB出身ということもあり、かなり注力しているようです。
デルリオには、今季K・マックをDEとして併用するアイデアもあるらしいですが、マックについては先日こんなふうに評された記事も見ました。image
40QBハリー…さすがです。続きを読む

saha4678 at 12:00|PermalinkComments(6)

2015年03月19日

FA解禁その3『兄貴。T-Richってどうすか?』

sahaっす

5人目。※これ以前の新加入選手すっとばしちゃいます。後日改めてw
既にご存知のとおり3/17 RAIDERSが3/12にINDからウェーバーにかけられていたT-Richを獲得したとの公式発表がありました。image

契約内容は2年390万ドル(約4億7,000万円)でサイン。
ちなみにFAとなっていたDMCは、3/13にDALとサインし、契約内容は2年585万ドル(約7億1,000万円)。

T-Richに対しウェーバークレームを出していたチームがRAIDERS以外に何チームいたのか分かりませんが、個人的にはDMCとリサインするよりはDMC本人のことを考えてみても良かったのではないかと思います。
仮にリサインしていたとしても、バックアップとしてシーズンを過ごすであろうDMCの姿は見たくありません。
入団後、常にエースRBとして期待され続けてきたDMC本人もそんな姿をさらしたくないはずです。
ファンとしてもDALでDMCがどれだけやれるのかは興味深いところではあるので楽しみが増えたとプラスに考えて応援したいと思っています。

さて、今回のT-Rich獲得については、賛否両論あるようですが、個人的にはむしろ今季スターターと予想されるL・マレーと新加入ロイ・ヘルに取っても良い刺激となり熾烈なスターター争いが繰り広げられる展開を期待しています。

当の本人はIND在籍時についてこうコメントしています。
※翻訳助っ人A氏

『コルツ加入当初からすぐに彼等のプログラムに合わせようとトライしたけど、俺には合わなかったんだ。それは俺に常にブロッカーでいろというものだった。ブロックが嫌な訳じゃないけど、自分にはもっと他のやり方でチームに貢献できるのではと思っていた。誰が悪い訳じゃない、単に最悪の結婚(おそらく、巡り合わせが悪いとか、運が悪いという意味だと思います)だったということだ。だからOLも誰も非難するつもりはない。結局のところ、俺はランニングバックとしてもっと活躍できる場所にいくチャンスがあるし、そのために努力して頑張ってるんだ』

そしてRAIDERSでのスターター争いについては
確実だよ。間違いない。スターターになれると確信しない奴が、何で新しいチームに来るんだ?俺は何処にいたってスターターになりたいんだ。チャンスを待っているだけなんてイヤだね。
プレーできるチャンスを掴むためにRAIDERSに来たんだ。まだ始まった訳じゃないけど、俺にとっては、まさに今新たなスタートが切られたんだ。これまで失ったものや過去を振り向かず全力で戦うよ』


また、今回の獲得には新OCのマスグレイブの
強い要望もあったのではないかと考えています。
ランを中心としたオフェンシブフィロソフィーのマスグレイブが、2011-2013シーズンにMINのOCを務めていた当時のマスグレイブですが、そのランゲームの中心はA・ピーターソンでした。
今季RAIDERSでランゲームを展開するカードの1枚として、まだ若くシステム如何によっては化ける可能性のあるT-Richの獲得を強く要望したのではないでしょうか。続きを読む

saha4678 at 01:10|PermalinkComments(8)

2015年03月14日

FA解禁その2『兄貴。2列目わりと良くないっすか?』

sahaっす

3人目
ニック・ローチの後釜が決まりました。
その名はカーティス・ロフトン (←クリック)です。

この仕事人ぶりと面構え。かっちょいいです。

これで、昨季ポッカリ穴が空いていたMLBの穴埋めができます。

ロフトンの昨季2014シーズンのスタッツは144タックル/1FF

2013シーズンのローチも112タックルを挙げてチームのリーディングタックラーとなりましたが、ロフトンはそれを上回るスタッツ。

ローチも良いMLBでしたが、昨季2014シーズンは脳震盪の影響から全休でした。
どんな良い選手でも試合に出なければなんにもなりません。

そう。このヒト何がいいって頑丈なんです。
鉄人。アイアンマンなんです。
NFL.comによると
ルーキーイヤーの2008シーズンにATLで1試合先発から外れた以外は2012シーズンのNO移籍後も含めて全試合に出場。
鉄人衣笠(2215試合連続出場)もびっくりですw
NFLですから。 これスゴイことです。

さらにローチよりの1コ下と若く、リーダーシップもあるという、素晴らしいMLBなのです。
今季2015シーズンの2列目のスタメンは#52 SLB K・マック/#50 MLB C・ロフトン/#55 WLB S・ムーアという陣容。
わりといいんです。

カーティス・ロフトン
183㌢109㌔。
1986年生まれの今年29才。
オクラホマ大出身。キャリア7年。
2008年ドラフト2巡(全体37位)でATL入り。2012年~2014年はNO。
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さらに
4人目
マルコム・スミス
そう。彼こそは何を隠そう2年前第48回スーパーボウルMVP#D選手としては11年振りだったそうで、いわゆるもってる系です。
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そのスーパーボウルではインターセプトリターンタッチダウンとファンブルリカバーを挙げています。
きっかけになったプレーは共通して別の選手だったので『たなぼた』ということになります。
ちなみに、同シーズンのNFCカンファレンスチャンピオンシップでも、第4QラストにSFのQB C・キャパニックからエンドゾーンに走り込んだWR M・クラブツリーへのパスをCB R・シャーマンがティップしたボールを捕球して『たなぼた』 インターセプト。SEAの勝利を決定づけました。

DCのケン ノートンJrとはUSC時代からNFL入り以降もコーチと選手という関係を築き上げており、互いの信頼関係も相当なものだと思います。
いずれはMLBを任せるという考えもあっての獲得なのでしょうが、とりあえずアウトサイドにもインサイドにも対応出来るのでデプスを厚くしてくれるのは間違いありません。

基本4-3でしょうが場面によっては3-4もあるでしょうから適宜ILBやOLB、ブリッツでも出番はあるでしょう。
SPでもやってくれそうな気配はあります。

何より、ここ最近RAIDERSに不在だったプレイメーカー気質ということもあり、スミスのその強運に期待です。
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マルコム・スミス
183㌢103㌔。
1989年生まれの今年26才。
USC出身。キャリア4年。
2011年のドラフト7巡目でSEA入り。
2013シーズン12月レギュラーに定着。

以上っす

saha4678 at 12:30|PermalinkComments(8)

2015年03月12日

FA解禁その1『兄貴。スーの話はどうなったんすか?』

sahaっす

のチームがFA解禁以降、積極的な動きを見せているなかカネがあるのに消極的に見えるRAIDERSの動き、ドラフトゴリラのゴリラ並みの学習能力にぶっちゃけイラだってるわけですが、こんな感じで今年のFAが終わったらホントに目も当てられません。

GBのWR R・コブは残留で終わり、目玉商品DETのDT D・スーについてもMIAに横取りされる始末。
その日のためにこんなもんまで作ってたのにw
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あんなもん『まさかとは思うが、あのイルカのメットを君が被るのか? クレイジーだw ゴリラ同士仲良くやろうぜ♪』って、ひと言レジーが言えば決まると思ったりもしますが。
RAIDERSに来ないならどーでもいいんですけどMIAってw 無いわw
あーつまんね。

…さて、愚痴はこのぐらいにしてとりあえず僕の知るところで獲得のメドが立った選手の書き込みしますので間違いや抜けがあればスイマセン。

まず1人目
とりあえずウィズの代わりを補充するようです。
KCからFAとなったC ロドニー・ハドソン。
188㌢136㌔。1989年7月生まれの今年26才。
フロリダ州立大出身。キャリア4年。
2011ドラフト2巡(全体55位)でKC入りし、2013シーズンからスタメンに定着したCのようです。
契約内容は5年44.5M(約54億1,000万円)とのこと。image

この契約によりリーグ最高給のCになるらしいのですが、この契約内容だったらウィズと余裕で更新出来たろうにウィズはRAIDERSを離れたかったんですかね。
SBを狙えるチームに行きたいとかが理由だとしたら、そんな自分勝手なやつは要りません。

まあ、ハドソンのほうがパスプロもランブロックも上手いみたいなんでカーにとっては結果オーライってとこですかね。
スナップミスもウィズより少ないんでしょうし、マスグレイブのノーハドルオフェンスには合うのかもです。
なお、知ってのとおりウィズも2011年ドラフト2巡(全体48位)RAIDERS入りしたんで、ハドソンとは同期にあたるわけですが、これでウィズがKCにでも行ったもんならOAK⇔KC同地区間ナンダコレ状態発動です。

2人目
WASからFAとなったRB ロイ・ヘル。
名前がいいじゃないですか。ロイ・ヘル。
180㌢98㌔
1988年12月生まれの今年27才。
ネブラスカ大出身。キャリア4年。
2011ドラフト4巡(全体105位)でWAS入り。
契約内容は2年4M(約4億8千万円※間違ってるかもですが)image

昨季2014シーズンのスタッツです。
14試合 ラン 40キャリー/216ヤード/Ave5.4ヤード/1TD
レシーブ 42キャッチ/477ヤード/Ave11.4ヤード/2TD
数字だけ見るとエブリダウンバックのようですが、レシーブAve11.4ヤードはサードダウンロングのシチュエーションで活躍してくれそうです。
2011年12月のNFL.comの記事にはこうあります。
『ヘルはスクリメージラインを突破するときの重心が低く、タックルを受けても足を止めないため、ボディバランスを保ったまま着実にゲインを重ねる。LBやSを引きずりながら2~3ヤード余計に稼ぐシーンも多く見られる。また、アウトサイドゾーンのようにブロッカーがディフェンダーをとらえるまでに時間のかかるプレイでは、ブロックが展開するまで辛抱して待ち、ここぞというタイミングで突進する能力も高い。こうしたRBはゾーンブロックスキームで最大限に力を発揮する。
敬虔なクリスチャンであるヘルは「神の加護を得るには努力が不可欠」との信念を持っており、それを実践している。練習後もコンディショニングやフィルムスタディに時間を割き、チーム施設に夜遅くまで残っている1人なのだという。』
良さげじゃないですか。ロイ・ヘル。
#28 L・マレーとの役割分担もハッキリしそうですし期待し過ぎるといつも裏切られるのでアレですが96ヤードしか走らなかったMJDよりは確実にやってくれるでしょう。
開幕前にIR入りしないことを祈りますw

以上っす

saha4678 at 01:10|PermalinkComments(19)

2015年03月05日

このメットも気になりますが色々なことが気になってまいりました。

sahaっす

これはかなりイケてます。カッちょいい。
来季プレイオフはこいつで戦ってもらいましょう。
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ではまず残念なNEWSから。
今年29才でキャリア7年。
かつては個人的に守護神と崇めていたタックルマシーンこと#33 SS T・ブランチがカットされました。
ここ2年はシーズン序盤に故障し戦線離脱と良いとこナシでしたが、来季は完全復活してくれるもんだと期待していた矢先にカット。
非常に残念ですが、まあこれもビジネスライクなNFLというリーグでは仕方ないのかもしれません。
ありがとうブランチ。さようなら。

一方、昨季オフFAで獲得した期待ハズレ組のQB M・ショーブ/RB MDU/DE L・ウッドリー3人については、まずウッドリーをカット。
ショーブやMDUについても時間の問題と言われています。

そして、前エントリーにてドラフトの噂話として紹介したRAIDERSの2015年1巡4位指命権をPHIの《RBルショーン・マッコイ+2015年の1巡20位+来年2016年1巡指命権のトレード》は、マッコイとBUFのLB キコ・アロンソ(昨季開幕前のACL断裂でシーズン全休の3年目。オレゴン大出身)との選手間トレードというアッサリした話で立ち消えましたw
PHIフロントはチップ・ケリーに、あらゆる権限を与えてるようでオレゴン時代のかわいい教え子をゲットするために、リーグ屈指のRBと交換しちゃいました。
PHIやNYJというチームは面白いことをやってくれるんですが一貫性がないと言うかよくわかりません。
まあアル爺を失ってからのRAIDERSもそうでしたが、今年からは違うと信じたいです。
デルリオさん、そこんとこヨロシクです。

さて、現地3/10のFA解禁前ということで今もっとも注目されている話題と言えば、契約更新すれば最低でも32億というサラリーの問題でタグ無しでFA市場に出てくる可能性が大きくなったビッグネームDETのDT ダムコング・スーの動向、新天地捜しです。
候補としてJAX/TB/CHI/IND/MIA/NYJと解禁日までに交渉を進めるであろうDETに残留という可能性もあるようですが、隠れRAIDERSファンのNFL.comローゼンタール氏によると①キャップスペースがリーグ2位の66億と余裕があること②DLの補強が必要であること③スー自信が西海岸でのプレイを望んでいることなどから最有力候補はRAIDERSとコメント。
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NFL.comのコラムニスト生沢氏曰く
『スーは今年のFA市場でもっとも注目される選手になる。2010年のドラフトで全体2位指名を受けてからライオンズディフェンスの要として活躍し、2014年は3年連続4度目のプロボウル、2年連続3回目のオールプロに選出された。まだ28歳でNFLキャリアの絶頂期にあるといっていい。これほどの選手がFAとなるオフシーズンは久しぶりだ。
スーはパワーとスピードを兼ね備えた稀有なDLだ。安定したランストッパーであるばかりか、ポケットを破壊してQBにプレッシャーをかけるパスラッシャーでもある。サラリーキャップに余裕があるなら、どのチームもスーを獲得したいだろう』
とのこと。
そういえば1月末にも#91 DE ジャスティン・タックがスー獲得を推すコメントをしていました。
『スーにはRAIDERSが似合う。実にRAIDERS的な選手だよ。RAIDERSファンがスー獲得を歓迎すると思うのもその理由の一つ。タフで闘争心溢れる選手はRAIDERSにフィットすると思う。スーのような選手の隣でプレイする機会を得られれば嬉しい。今までは自分の役目だったダブルチームもすべて引き受けてくれるだろうしね』続きを読む

saha4678 at 01:50|PermalinkComments(9)